世界観のまとめ再スタート
子供の頃、親や学校の先生に「将来何になりたい?人生でどんなことをしたい?」と問われた。
そのとき、僕の頭に最初に浮かんだのは、「この世界のルールや仕組みがはっきりわからないのに、人生で何をしたらいいかなんて、決められるわけがない」ということだった。
ルールがわからなければ、なにを目的に、どんな風に、人生というゲームをプレイすればいいのかわからない。
ババ抜きには「最後まで手札、すなわちジョーカーを持っていた者が負け」という明確なルールがある。当然、負けないように行動することが目的になる。目的がはっきりしているから、その目的を達成するために、戦略をあれこれ工夫する余地がある(ババ抜きの場合、戦略の幅は狭いかもしれないが)。参加者は目的に向かってまっすぐ進んでいくことができる。
対して、この世界のルールは不明確だ。ルールがはっきりしないから、どう目的を設定していいのかもわからない。
この世界に天国や地獄があるなら、地獄に落ちないように善行を積むプレイスタイルが必要になるだろうが、逆に神様も閻魔様もいない世界なのだとしたら、多少の悪事を働いてでもひたすら金儲けに勤しみ、遊んで暮らすのが「勝ち」なのかもしれない。
もしこの世界の人間に自由意思があり、よりよい行動を選びとることで結果を変えられるのだとしたら、努力にも意味があるだろうが、もし初めから決められている運命に操られるだけの世界なのだとしたら、何をどう頑張っても無駄ということになる。
思慮深い人ほど、生き方に悩んでしまうはずだ。
まず最初に、この世界のルールを学ばなければ、自分の人生の目的や生き方を選ぶことなんてできない。
ルールを明かされないまま、無理矢理こんな難解なゲームをやらされるなんて、人生は理不尽だ。
学校の先生や大人達だって、ルールをはっきり知っているわけではないらしい。
なぜ周りのみんなが、ルールを知らないまま平気で人生を歩んでいけるのか、臆病で心配性な子供だった僕には不思議で仕方なかった。
このブログでは、大人になった今、朧げには見えてきたけれど、未だに明確にはわからない「この世界のルール」、すなわち「世界観」について、いろいろな情報源(主にスピリチュアリティや哲学、科学、宗教)による諸説を並列・比較して、この世界の真実の世界観を整理し、まとめることを目的としている。
この世界の真実の世界観を教えている思想家やスピリチュアルリーダーは多くいるが、残念ながら、人それぞれ少しずつ言っていることが違っている。違う存在がそれぞれの視点から語っているのだから、多少なり違うのも当たり前ではあるのだが、やはり普遍的な真実はたった一つであるはずだ。
私は、個人ごとの視座の違いや解釈による偏り・歪みを超えた、唯一無二の普遍的な真実を知りたい。
幸い、どんな本も気軽にネットで買える現代であれば、哲学、科学、宗教、スピリチュアリティの主要な説を全て横並びにして見比べることも不可能ではないはずだ(大変だけど)。それらの共通点を探っていけば、きっと純粋で普遍的な真実の世界観が見えてくるはずだ。
2013年にスタートし、5年近く更新を休止してしまっていたが、今日から世界観のまとめを再スタートしたい。
ピラミッドのキャップストーンの中にあるという、人類の全ての歴史が記録されたディスクが発見され、世界観がひっくり返るだろうその日に、役に立てるような情報源にしたい。