世界観のまとめ

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映画『かぐや姫の物語』スピリチュアルレビュー ~かぐや姫は第四密度の月存在~

 

先日、スタジオジブリ高畑勲監督の「かぐや姫の物語」観た。 

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感想&かぐや姫の犯した罪と罰について 

映像が素晴らしかった。
絵柄的には「日本昔話」ハイクオリティ版といった感じの水彩画調で、
一コマ一コマ全力入魂したという感じの書き込み具合。

 

ストーリーは竹取物語そのままで、特にひねりはないようだが、
そもそも童話として一般的なかぐや姫竹取物語ではけっこう違うので、
新鮮に感じる部分も多かった。
 
結局のところ、かぐや姫月から来た宇宙人で、
「月に住んでいた頃、獣や草木花といった生命に囲まれて暮らせる
地球に憧れてしまい、そのとして、地球に追放させられた
(これがキャッチコピーの「姫の犯した罪と罰)」という話なのだが、
これはもう、私から見るとあまりにも露骨で、
バシャール的な世界観で解釈せずにはいられなかった。
 

バシャール的な世界観で竹取物語を観る

つまり、「既に第四密度以上の月存在であったかぐや姫が、
より物質的な世界を経験できる第三密度の地球世界での人間体験に憧れ、
例外的な形(竹生まれ)で転生してきた」
ということを言っているのではないだろうか。
竹取物語が史実だとするととても面白い。
童話というよりも神話に近い話だったわけだ。
 
物語の最後に月から雲に乗って迎えにくる存在の描写もなかなか興味深い。
仏様やいわゆる極楽浄土の人という感じの風貌で描かれていて、
言葉をしゃべらず、感情の起伏があまりない超然とした表情をしていた。
第四密度以上の非物質の存在を、昔の日本人が描写するとこうなるのだろう。
(どこまでが竹取物語由来で、
どこからが映画オリジナルの監督による意図的な表現なのかはわからないが)
 
かぐや姫が恐れていた「羽織ると地上での記憶がなくなってしまう羽衣」というのも、
転生にはつきものの「記憶のリセット」を示すものだし、
自分が月の人間であったことを思い出したかぐや姫
「草木花に憧れてこの地に下りてきたはずだったのに、
都の屋敷で貴族女性として不自由な生活をして大部分の時を浪費してしまった」
という後悔も、引き寄せの法則の実現にタイムラグを伴う第三密度特有しがらみ
自由にならない人生を象徴しているかのようだ。
 
竹取物語は、第三密度である地球生命系堕天してきた
第四密度以上の月存在について語った神話だったのだろう。