『自己認識のワーク』 その0 汝自身を知れ
自己覚知や覚醒に向かうためには、何よりまず「己を知る」ことが大事だとスクールで習った。
ソクラテスが神託を受けたデルフォイの神殿の入り口に刻まれた格言
「γνῶθι σεαυτόν(汝自身を知れ)」と同じことなのだろう。
ここでは、スクールの課題として取り組んだ自己認識のためのワークの結果を、
改めて自分を見つめるために再度文章に起こしてみる。
自己認識のワークとは?
自己認識のワークの具体的な内容は、まず第一には
自分の【好き嫌い】、【長所・短所】、【核となる価値】、【哲学的信念】、
【内的葛藤】をリストアップした上、優先順位をつけて並べ替える作業を行い、
自分の内面を徹底的に見つめていく。これについては、
好き嫌いや、自覚している長所・短所のほとんどは、あなたが自分自身の核となる価値を投影することによって選び出し、それを哲学的信念によって整理したものです。
とスクールでは習っている。
リストアップ作業がある程度進んだら、それらの中で見えてきたものを基にしながら、
【ファミリーインタビュー】と【原家族の役割分析】を行っていき、
最終的に、自分の内面の【葛藤のダイナミクス】を理解していく。
このワークは長期的に取り組むべきもので、
今後も、自分の忘れてしまっている側面に新しく気づいたとき、随時更新していく。
無意識を意識化していき、自分の中で葛藤が生まれていくダイナミクスを
自分自身で完全に理解することが最終目的である。
『自己認識のワーク 』実践レポートシリーズ
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