『自己認識のワーク』 その8 葛藤のダイナミクスの自己分析まとめ
これまでの自己認識のワークを基にして、暫定的に
私の中の「葛藤のダイナミクス(力動)」を整理してみた。
『自己認識のワーク 』実践レポートシリーズ
① 内なる葛藤を生むきっかけになった【経験】
幼稚園~小学校低学年において、
身体の弱さ、小柄さ、発育の遅さ、ノロマさなどが原因で
子供集団の中で非常に低いカーストに位置付けられていた。
誰も私の意見を尊重してくれなかった。
弱い立場であり、常に緊張し、警戒していないと、
集団から追いて行かれる、取り残されると感じていた。
② 根本にある【内なる葛藤】
-
愛されたい(自分を認めてほしい、意見を尊重して欲しい)のに
素のままの自分では愛してもらえない(認めてもらえない、意見を無視される) -
安心してのんびり過ごしていたいのに、
常に先の展開が心配で不安であり、緊張感や焦燥感に苛まれている
③ 内なる葛藤を乗り越えるために生み出した【戦略】
-
自分を認め、愛してくれる一部の限られた人に対し、集中的に愛を求めた
(母親、幼稚園の先生、恋人などに対してのみ警戒を解き、甘える) -
学業や仕事において、常に高いパフォーマンスを出すというハードルを
自分に課すことで、自分の存在価値、周囲の評価を高め、認めさせようとした -
他者に迷惑をかけず、優しくすることで、自分の評判を上げるとともに、
自分にも同様の扱いをすることを暗に求めた -
論理的・客観的・非個人的な根拠を用いて理論武装することで、
自分の意見に説得力・強制力を伴わせ、周囲が反対しづらいようにさせた -
常に十分な検討を行い、あらかじめ先の見通しや計画を立てて、
不確定要素・不安要素を極力排除してから動く行動様式を身につけた
④ 内なる葛藤の表れとしての【好き嫌い】
-
愛されること、愛を確かめることが好き
-
安心できる状況や場所が好き
-
周囲に承認されることが好き
-
論理的・客観的に考えることが好き
-
不安、緊張、焦燥、プレッシャー、失敗が嫌い
-
不確定要素、不安要素が排除できない(アンコントローラブルである)
状況が嫌い -
集団との人間関係に関わる諸々が嫌い
-
他者に客観的根拠のない個人的主観を押し付けられることが嫌い
⑤ 戦略の表れとしての【長所・短所】
-
物事の論理構造を整理するのが得意
-
自分の個人的な感覚より客観的事実を優先する
-
学ぶ能力が高い
-
自分に厳しく他人に甘くあるように心がけている
-
優しい、面倒見がよい
-
反射神経や瞬間的な判断が要求されることが苦手
-
人見知り、集団とのコミュニケーションが苦手
-
慎重すぎる、心配性
-
学業や仕事に気負い過ぎて生活や健康を犠牲にしがち
-
周囲の人にどう思われるかを気にし過ぎる
⑥ 内なる葛藤を解放するために
-
愛されていることを実感する
-
自分に自信を持つ
-
状況をコントロールしようとし過ぎない、信じる
-
感性(明晰性)をもっと大事にする
-
周りの人がどう思うかを気にし過ぎない
-
まず自分が自分にとっての一番の味方になる
⑦ 「核となる価値」に由来する【本当の個性・才能】
-
物事の仕組み、メカニズム、法則性、利害関係などについて、
明確に矛盾なく理解できるまで、調べ、考え、探求することが好きであり得意 -
自らのアウトプットや創作物のクオリティについて、
妥協せず、完全性に向かってどこまでも追求し続けることが好きであり得意 -
例え自分のプライドや見栄を犠牲にすることになっても、何より真実を尊重し、
例えそれまでの自分を否定する内容であっても、真実を求め続け、
受け入れる覚悟がある
⑧ 「内なる葛藤」にも「核となる価値」にも由来しない
【生まれながらの個性】
-
森林や緑の多い山といった大自然の中など、清浄と思える場所で
一人でじっとしていることが好き -
陶芸、樹脂工作、銀細工、レザークラフトなどの手工芸が好きであり得意
-
すがすがしい気候(高温多湿でない)の場所が好き
-
神社仏閣、博物館、美術館、図書館、地下、列車が好き
-
金属が擦り合わされるキーキー音が嫌い
-
夕日より少し前の時間帯の気怠い西日が嫌い
-
火傷の傷跡を見るのが嫌い
-
鬱蒼とした生え方の植物が嫌い